A Lamp and Shade ア・ランプ・アンド・シェード
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ジャンル :コンセプチュアル・ミニチュア・ゲーム プレイ人数 :2人 プレイ時間 :30分 祝祭の夜にようこそ! ア・ランプ・アンド・シェードは光と影をモチーフにした 鬼ごっこを、ミニチュアで演じるゲームです。 あなたはプレイヤーとしてミニチュアを動かし、光を操り、影を追います。 はたして勝利をつかむのは、どちらのプレイヤーでしょうか?
コンセプトとゲームデザインについて
ゲームを一種の表現手段であるとするならば、デザインコンセプトというものは自分で言えば言うほど野暮になるものですが、 「このゲームで作者はなにがしたかったのか」を可能な限り明瞭に言語化して残しておくことは後々の誰かにとって大事だなと思ったので書き残しておきます。 ■コンセプト ・ミニチュアゲームというジャンルの門外漢が1分の説明を受ければそのコアを楽しめるゲームを作ってみたかった ・展示販売等で短時間でのデモンストレーションに特化したミニチュアゲームとしてのデザインを試してみたかった ・ミニチュアという物理的な存在そのものが特徴であることの面白さとビジュアルの面白さを強調してみたかった ・テーブル上でミニチュアを動かすという遊びそのものの持つプリミティヴな楽しさを再発見させることができれば、ミニチュアを用いたゲームへの認知になるのではと考えた ・こういった体験は”置き物”を”ゲームコンポーネント”に変えるパラダイムシフトに誘導しうるのではないかと考えた ・また、これは本邦においてゲーム用情景モデル(テレイン)に対して商品としての存在価値を既存ゲーム愛好家以外にも見出させうるものであるのではないかと考えた。(テレインの展示販売における販促ゲーム体験として提示可能であれば、ゲームデザインの意義により価値を付加できる) ■アイデアとゲームデザイン ・光源(ライト)とそれにより作られる影という物理的な要素はミニチュアを使う楽しさと接続されたものであり、かつゲームに応用しうる要素であるのではないかと考えた ・プレイヤーに光源を操作させることは視覚的にも身体性のある体験としても印象付ける効果を高めることが期待できると考えた ・簡単な実験の結果、このジャンルのおもしろさの根幹に関わる、「ミニチュアの目線」への誘導という門外漢への命題を、強力な光源とカメラとモニターを備えた薄く携帯可能なサイズのデバイスーースマートフォンーーという誰しもが日常的に常時携帯している存在を使うことによって、解決できるのではないかと考えた ・またカメラの利用はミニチュア目線でのテーブルという情景を記録し、SNS等で投稿して楽しむという行為に接続しうると期待した ・ゲームとしては極限まで簡略化しつつミニチュアを動かし、位置関係がゲームに影響し、その目線が意味を持つことは維持するべきと考えた ・移動はルールの記載された紙をゲージルーラとしてルーラの長さ以内の直線移動のみとしてすぐ理解できるようシンプルにした ・アクティベーションの管理を不要とした。手番が交互にあるだけで十分にゲームとして機能するためである。 ・このジャンルの存在に気付かせる入口になれば十分である